似顔絵師になるための資格
弁護士になるには国家試験に合格しなければならない。
料理人になるためには調理師免許をとらなければならない。
でも、似顔絵師になるための資格は何もない。
「僕、今日から似顔絵師です。」と言ってしまえばいいわけだ。
誰でもすぐになれる。
それだけに肩書が何もないところからのスタートになる。
名刺を作ろうにも書けることがないくスカスカになってしまう。
自分自身をアピールする材料がないということが、多くの似顔絵師の悩みなのだ。
肩書を作るヒント1
似顔絵師の協会に入るという手がある。
○○似顔絵協会所属なんてのが名刺に書ける。
協会に入るといろんなメリットがあるが、年会費を払わないといけないということも頭に置いておかないといけない。
今、似顔絵師の協会は2つあるのでお問い合わせは各協会にどうぞ。
■一般財団法人日本似顔絵師協会
日本ではじめてできた似顔絵師の協会。
理事に弁護士や個人情報の専門家が在籍。
■NPO法人日本似顔絵アーティスト協会
似顔絵の大会を運営しており、世界大会の窓口的な役割も有する。
有名似顔絵師が多数参加している。
肩書を作るヒント2
似顔絵検定を受ける。
公的な機関が運営しているわけではないが、自分の腕前を示すことはできる。
6級から1級までのランクがあり、1つずつ上に上がっていくというシステム。
1級になるとその上の公認似顔絵師を目指せる。
それぞれの受験に受験料がかかる。
https://www.nigaoe-kentei.com/
肩書を作るヒント3
マスコミへの出演。
似顔絵をやっているとテレビに取り上げられることがある。
テレビに出たらお客さんが増えると期待するよりは、テレビに出たことを宣伝材料に使った方が得策である。
数秒しか映らなかったとしても「○○に出ました!」と言おう。
テレビ出るほど有名なんだよという顔をしていればいい。
肩書を作るヒント4
似顔絵以外の趣味や特技を伸ばし、それを似顔絵に結び付ける。
例えば猫好きの似顔絵師とか、キャンプ好きの似顔絵師とかを肩書に掲げてしまう。
一見似顔絵とは無縁の行動のようだが、人となりを知ってもらい、同じ趣味の人とたくさん繋がることでファンになってもらう。
ファンが多い似顔絵師は先々強い。
ヒント1と2は、お堅い企業さんに対して有効、ヒント3と4は一般のお客さんに受ける。
もちろん協会に入らなくても似顔絵検定を受けなくても似顔絵師はやれるので、よく検討してから決定するのがいいと思う。
お金もかかるのでね。